わたしが仕事を辞めると言えば、夫も子どもも渋い顔。
仕事辞めたらぜったいだめー!
と、幼い頃からかめろくは、必ず反発してたっけ。
辞めてもいいよ、と口先で答える夫も、さりげなく
5年後には、会社はなくなってるカモ、
労働組合員でない自分は守られない。とか、
あれこれ脅しをかけてくる。
実家の父に、さりげなく、
「辞めるつもり」と、打ち明けりゃ、
今ごろになって、辞めんでよかよう。
高校生のかめろくは、
お前が家におったなら、いやがるだろうw
と、わらわりた。
わたしの味方は、皆無なニョ。
そーなニョそーなニョ。昔から、
わたしが辞めると言うたびに、こんなふうに
まわり全部が、反対表明してきたニョ。
母が倒れたときだって、
「介護で離職は、ぜったいするな。
あなたが仕事をしていれば、
身内の介護は受けられないと、ハッキリ表明できるから。
行政からの上質な介護サービスを受けられる。
わたしは、そっちのほうがいい。」
と、母本人に言われたワ。
わたしの存在意義なんて、外でお金を稼ぐだけ。
もーしんじゃって、保険金でも下りたほうがいいんじゃね?
そしたら、うるさくキーキー言ってる妻も母親も居なくなる。
自由に生きていけるニョよ。
思い通りの回答がこなくて、すっかりやさぐれる。
どらねこハリーに励まされ、あしたも仕事へ行くニョだよ。