どらねこハリーが、どらねこなう。
![]() うふふ、こーゆー仏頂面が、あぁもう、いかにもハリー的。 べつに機嫌はわるくはないニョよ。これがふつーの顔なニョよ。 食卓の上のカゴがねぇ、いつものハリーの定位置で、パソコンをつかうわたくしの向かいの場所にいつも居る。 ![]() こんな、ふつーな平和な日々がどうか続きますように。 神様、すこしでも長く。 7さい アメリカンショートヘア 「リンパ腫」 闘病にゃう ▮ エコーによる診断で、消化器型リンパ腫の疑いを宣告される。 ▮ 診断確定しないまま、対処療法を続けることにする ▮ コールタール状の真っ黒いうんちが出る。下血か?それから食べない。 ▮ 下痢の対応より先に、「吐かずにたべること」が、早急に目指すべき課題だと指摘される。 ▮ 食欲はありそうなのに、ゴハンは、ものすごーく選り好み。気に入らないと、ぜったいにたべない。 ▮ カリカリ→ウェット状の療養食「a/d缶」→各種パウチに挑戦→チュールのみ→今は再びの「a/d缶」 ▮ 下痢は、もうずっと止まらない。うすいいちごジャム的なジェル状の粘液便出ル。 ▮ 吐き気止めも、整腸剤も処方されない(だって効かないから) ▮ ステロイドを注射してもらう←今ココ いろんなパウチはもうたべなくて、今たべるのはチュールだけ。 5.7kg→5.3kg。 みっちりと肉がぎゅうぎゅう詰まった、もっちりわがままボディがね、ハリーの魅力なんだけど。 すっかり軽くなっちゃって、毛もふわふわとそよぐ感じ。 お水はごくごく飲むけれど、ごはんはちっともたべなくて、 今やハリーは朝昼晩と、チュールで命をつないでる。 ねー、チュールって凄いよね?前から大好きだったけど。 ほかのごはんは全拒否なニョに、チュールだけは「チョーダイチョーダイ」と、猛烈に欲しがるハリーぬこ。 なんかやばいの入ってる?と、引いちゃうくらいの勢いニョ。 「a/d缶も、ほかのパウチも全然食べなくなっちゃって、今食べられるのは、チュールだけです」 と、相談したら 「チュールでもいいから、なんか食べないとねぇ。たべられないのはこまるねぇ」 と、お医者さま。 癌のねこに、どんな治療を選ぶかということ。 黒白病院のセンセーは、薬をぜんぜん出さないニョ。 それはつまり、 「吐き気止めの薬も整腸剤も、呑んでも効き目はないでしょう」 打つ手はない。ということだ。 「おなか触らせてねー」 と、ゆっくりじっくり腹をこねくり、確認する。 結構ふかいところまで触って確認するけれど、ハリーはにゃぁとも抗議せず、されるがままに任せてる。 エコーもつかわず、レントゲンも撮らず、 体重計測、検温し、わたしの話をじっくり聞いて、 ゆっくり説明してくれて、 支払いは、550円。 親身に話を聞いてくれて、じっくりねこを診てくれて、ほんとにそれだけなんだけど、安心感がすごくある。 ハリーの具合は、どんどんわるくなっていくばかりなんだけど。 血液検査もエコー診断も、ここでは一度もしていない。 最初にかかった病院で、エコー検査(5000円)で「リンパ腫の疑い」と診断されたことと、 血液検査(13500円)の結果(異状なし)のコピーは渡してる。 数値や映像で見せられなくても、ハリーを見てれば、病状が進んでいることは明白だ。 「このままの状況が続くようなら、来週あたり ステロイド剤を試してみるのはどうですか」 と、勧められた。 抗がん剤をつかう場合でも、併用して使用する薬で、癌以外のほかの治療にも使うことがあります。効果があるかどうかは、やってみないとわかりませんが、 効けば、症状がやわらいで、ねこは楽になるでしょう」 最先端の機材を使って明確な診断を行う病院と、機器による詳しい検査は行わないまま治療を進める病院と。 最初に診察を受けた山の上病院で「リンパ腫の疑い」の診断が出てるニョで、病気のハリーを 覚悟を持って見守り出来ていると思う。 そのことについては、感謝したい。 最新の技術を上手につかい、高度な治療をしてほしい、そんな方法を望むなら、とても頼りになると思う。 もし、あのまま山の上病院に通っていたら、全身麻酔による内視鏡検査で、病状を確定してから治療開始するはずだった。 病気でよわっているハリーに、それは大きな負担だし、 たとえそこで「抗がん剤治療はしない」選択をしたとしても、エコーで「現在の腫瘍」を確認し、血液検査をされただろう。 正確な病状を確認するには必要な診療なのだと思うけど、こわがるねこをひっくり返し、機械でぎゅうぎゅうスキャンして、素人にはわからぬ映像を「ここですね」「はぁ」的に見せられるよりも、 センセーの手で直に触って診察してもらうほうが、わたしの心は穏やかだ。 たとえ具体的な数値はわからなくとも。 だって、 食べずに下血してるニョ。 もう、先は見えているんだもん。 ずっと下痢が続いているけど、整腸剤は効かないから出さない。 病状がわるくなっていることは明白だけど、血液検査もしない。 転院してよかった。 550円で、訊きたいことが全部聞ける。 もー毎日、連れて行きたいニョ。 いやいや、それでもあのときエコーで「リンパ腫の疑い」と告げられたから、すっぱり覚悟ができたニョだ。 血液検査にも数値が出ない状態のときに、診断してもらえたのは、よかったニョだ。 病名がわかって、納得できた。リンパ腫なら、もう仕方ない。 食べなくっても、下痢続きでも、おろおろせずに対処できる。 それは、病気のせいなニョだ。 すこしでも食べられるごはんを探し、汚れたトイレは片付ける。 最期へ向けて、寄り添う医療を選べたのは、とても幸いだ。 そういうふうに考える。 ▼押してPLEASE ![]() 人気ブログランキング
by tsurukame_ko
| 2020-10-25 06:00
| ねこ「リンパ腫」闘病記
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